米雇用統計でバイナリー・FXでの取引は危険?過去10年の値動きを徹底解説

米雇用統計は危険なのか? FX・バイナリー攻略

バイナリーオプションやFXで取引をしている方なら一度は耳にしたことがあるであろう「米雇用統計」

毎月第一金曜日の夜に発表されるこの指標は、短時間で1〜2円以上の急変動を引き起こすこともある要注意イベントです。

本ページでは、過去10年間にわたる米雇用統計発表直後のドル円の値動きを徹底調査し、さらにMT5のチャート上で米雇用統計直後の動きを確認できる専用インジケーター「米雇用統計の極み」も無料配布しています。

この様な方に読んで欲しい
  • 発表直後にエントリーしても大丈夫?
  • 過去の米雇用統計でどれだけ動いた?
  • 過去のデータはどうやって確認するの?

そんな疑問をデータと動画で完全解決。アナリスト予想や時間の確認方法、発表前後の注意点など、FX・バイナリー初心者から上級者まで役立つ情報を網羅しています。

米雇用統計で無謀なエントリーをする前に、まずはこのページでしっかりと準備しておきましょう。

米雇用統計とは

米雇用統計とは

米雇用統計(Non-Farm Payrolls、NFP)とは、アメリカの重要な指標の一つで、毎月第一金曜に発表されます。

米雇用統計では農業部門を除いた新規雇用数を示しており、アメリカの経済状況を確認できる重要なデータをなります。

最近トランプ大統領が暴走気味ですが、それでもアメリカは世界一位の経済大国なので、アメリカの経済状況の良し悪しで為替市場に大きな影響を与えています。

アメリカの経済状況が良ければ「ドルを買いたい」人が増え、ドル高になり、アメリカの経済状況が悪ければ「ドルを売りたい」人が増え、ドル安になります。

米雇用統計発表直後は大きな値動きがあるので、注意が必要と同時に、どのくらいの値動きがあるのか知っておいた方が良いでしょう。

このページでは米雇用統計直後の値動きを10年分用意しています。また、値動きの確認が一瞬で出来るオリジナルのインジケーターも無料で配布していますので、これから米雇用統計に付いて学習される方は、是非ご活用下さい。

米雇用統計の発表日時

米雇用統計の発表日時は日本時間「21:30」もしくは「22:30」になります。夏時間と冬時間がある為、2パターンに分かれているのでご注意下さい。

夏・冬時間 期間
夏時間(日本時間 21:30) 3月第2日曜日~11月第1日曜日
冬時間(日本時間 22:30) 11月第1日曜日~3月第2日曜日

2025年の場合、発表日時は以下の様になります。

発表日 発表時刻(日本時間) 夏・冬時間
1月10日(金) 22:30 冬時間
2月7日(金) 22:30 冬時間
3月7日(金) 22:30 冬時間
4月4日(金) 21:30 夏時間
5月2日(金) 21:30 夏時間
6月6日(金) 21:30 夏時間
7月3日(木) 21:30 夏時間
8月1日(金) 21:30 夏時間
9月5日(金) 21:30 夏時間
10月3日(金) 21:30 夏時間
11月7日(金) 22:30 冬時間
12月5日(金) 22:30 冬時間

初めの内は「21:30」か「22:30」分かで迷う事があるのですが、証券会社が発信している経済指標カレンダーを確認すれば、21:30か22:30分か一目で確認することができるので、不安になった場合は、経済指標カレンダーを確認しましょう。

経済指標カレンダーを検索

経済指標カレンダーと検索するとGMO外貨やみんかぶFX、マネックス証券などが作成している経済指標カレンダーを見る事が出来ます。

GMO外貨の経済指標カレンダー

どの経済指標カレンダーを選んでも良いのですが、GMO外貨の経済指標カレンダーが見やすいのでおすすめです。

綾瀬文也
綾瀬 文也

米雇用統計は米国の「非農業部門雇用者数」、「失業率」が特に重要になります。

米雇用統計の10年間の動きを動画で紹介

米雇用統計発表時、大きな値動きがあるのですが、どのくらい値動きするのか?

米雇用統計の10年間の動きを動画にまとめてみました。※当サイトで開発した「米雇用統計の極み」を使い撮影したものになります。

動画は1分足限定で10年間の動きをまとめています。

画面中央付近が15:30分になります。大きな値動きがあるので大きな値動きがある場所=米雇用統計発表時間として御覧下さい。

実際に動画にまとめてみると、米雇用統計発表日時には大きな値動きがある事が分かります。

綾瀬文也
綾瀬 文也

米雇用統計が簡単に確認できるインジケーター「米雇用統計の極み」はこのページで無料配布しています。

【10年分】米雇用統計直後の値動きを紹介

米雇用統計直後の5分間で何円の動き(高値と安値の差)があるのかをまとめています。※USD/JPY(5分足)10年分

米雇用統計直後の値動き

画像の様に15時30分の5分足のみをまとめています。

発表日 高値と安値の差
2015年01月09日(金) 0.62円
2015年02月06日(金) 1.12円
2015年03月06日(金) 0.69円
2015年04月03日(金) 1.01円
2015年05月08日(金) 0.42円
2015年06月05日(金) 0.93円
2015年07月02日(木) 0.62円
2015年08月07日(金) 0.75円
2015年09月04日(金) 1.03円
2015年10月02日(金) 1.02円
2015年11月06日(金) 1.13円
2015年12月04日(金) 0.34円
2016年01月08日(金) 0.49円
2016年02月05日(金) 0.76円
2016年03月04日(金) 0.43円
2016年04月01日(金) 0.42円
2016年05月06日(金) 0.36円
2016年06月03日(金) 0.99円
2016年07月08日(金) 1.03円
2016年08月05日(金) 0.31円
2016年09月02日(金) 0.59円
2016年10月07日(金) 0.56円
2016年11月04日(金) 0.13円
2016年12月02日(金) 0.59円
2017年01月06日(金) 0.72円
2017年02月03日(金) 0.89円
2017年03月10日(金) 0.22円
2017年04月07日(金) 0.55円
2017年05月05日(金) 0.34円
2017年06月02日(金) 0.55円
2017年07月07日(金) 0.36円
2017年08月04日(金) 0.67円
2017年09月01日(金) 0.50円
2017年10月06日(金) 0.32円
2017年11月03日(金) 0.10円
2017年12月08日(金) 0.28円
2018年01月05日(金) 0.28円
2018年02月02日(金) 0.47円
2018年03月09日(金) 0.29円
2018年04月06日(金) 0.27円
2018年05月04日(金) 0.21円
2018年06月01日(金) 0.27円
2018年07月06日(金) 0.21円
2018年08月03日(金) 0.04円
2018年09月07日(金) 0.29円
2018年10月05日(金) 0.28円
2018年11月02日(金) 0.06円
2018年12月07日(金) 0.25円
2019年01月04日(金) 0.31円
2019年02月01日(金) 0.19円
2019年03月08日(金) 0.36円
2019年04月05日(金) 0.13円
2019年05月03日(金) 0.17円
2019年06月07日(金) 0.32円
2019年07月05日(金) 0.29円
2019年08月02日(金) 0.23円
2019年09月06日(金) 0.29円
2019年10月04日(金) 0.50円
2019年11月01日(金) 0.31円
2019年12月06日(金) 0.44円
2020年01月10日(金) 0.14円
2020年02月07日(金) 0.16円
2020年03月06日(金) 0.17円
2020年04月03日(金) 0.30円
2020年05月08日(金) 0.27円
2020年06月05日(金) 0.42円
2020年07月02日(木) 0.08円
2020年08月07日(金) 0.23円
2020年09月04日(金) 0.24円
2020年10月02日(金) 0.14円
2020年11月06日(金) 0.17円
2020年12月04日(金) 0.15円
2021年01月08日(金) 0.26円
2021年02月05日(金) 0.18円
2021年03月05日(金) 0.36円
2021年04月02日(金) 0.19円
2021年05月07日(金) 0.61円
2021年06月04日(金) 0.33円
2021年07月02日(金) 0.28円
2021年08月06日(金) 0.22円
2021年09月03日(金) 0.31円
2021年10月08日(金) 0.27円
2021年11月05日(金) 0.11円
2021年12月03日(金) 0.33円
2022年01月07日(金) 0.23円
2022年02月04日(金) 0.44円
2022年03月04日(金) 0.15円
2022年04月01日(金) 0.25円
2022年05月06日(金) 0.26円
2022年06月03日(金) 0.29円
2022年07月08日(金) 0.44円
2022年08月05日(金) 1.36円
2022年09月02日(金) 0.66円
2022年10月07日(金) 0.50円
2022年11月04日(金) 0.15円
2022年12月02日(金) 1.42円
2023年01月06日(金) 0.84円
2023年02月03日(金) 1.19円
2023年03月10日(金) 0.79円
2023年04月07日(金) 0.69円
2023年05月05日(金) 0.81円
2023年06月02日(金) 0.72円
2023年07月07日(金) 0.56円
2023年08月04日(金) 0.60円
2023年09月01日(金) 0.53円
2023年10月06日(金) 0.46円
2023年11月03日(金) 0.12円
2023年12月08日(金) 0.82円
2024年01月05日(金) 0.84円
2024年02月02日(金) 1.01円
2024年03月08日(金) 0.99円
2024年04月05日(金) 0.39円
2024年05月03日(金) 1.15円
2024年06月07日(金) 0.90円
2024年07月05日(金) 0.79円
2024年08月02日(金) 1.42円
2024年09月06日(金) 2.05円
2024年10月04日(金) 2.14円
2024年11月01日(金) 0.72円
2024年12月06日(金) 0.58円
2025年01月10日(金) 0.92円
2025年02月07日(金) 1.11円
2025年03月07日(金) 0.70円
2025年04月04日(金) 0.53円
2025年05月02日(金) 0.48円

10年分の情報を見てみると、米雇用統計直後多くて2円程度動く事が分かります。特に2024年以降は、1円以上動く事が多いので注意が必要です。

以前までは短期間に0.5円動くと「結構動いたな」と思っていたのですが、最近は米雇用統計関係なく1円以上動く事もあるので、常に注意が必要になっています。

米雇用統計におけるMT5の時刻と確認方法について

MT5の時差に付いて

米雇用統計の過去データを確認する場合、MT5がおすすめになるのですが、筆者はMT5の表記時間についてかなり迷った記憶があります。

綾瀬文也
綾瀬 文也

今は慣れたのですが、その時に覚えた事をまとめてみます。

まず世界には「GMT」と呼ばれる標準時間があります。

日本はこのGMTに対して+9時間の時差があるので、仮にGMTが朝4時30分の場合、日本時間は昼の13時30分になります。

日本はGMT+9なので世界の標準時間から9時間進んでいることになります。

MT5がGMTを基準にしていれば、MT5のチャートに書かれている時間に9時間プラスすれば日本時間になるのですが、そうではないのでご注意下さい。

MT5(公式サイトよりダウンロード)した場合、MT5で表示されている時間はGMT+2(冬時間)もしくは+GMT3(夏時間)になっています。

※ブローカーによって異なる場合がある

FXの場合、便宜上ニューヨークのクローズを1日の区切りと定めており、クローズの0時に合わせる為に、GMT+2(冬時間)もしくは+GMT3(夏時間)にしています。

仮にGMTが朝の4時30分であれば、MT5の表記時間は6時30分(冬時間)もしくは7時30分(夏時間)になります。

【冬時間】GMTが4時30分の場合、MT5は6時30分(GMT+2)、日本時間は13時30分(GMT+9)なのでMT5と日本の時間差は7時間になります。

【夏時間】GMTが4時30分の場合、MT5は7時30分(GMT+3)、日本時間は13時30分(GMT+9)なのでMT5と日本の時間差は6時間になります。

夏・冬時間 MT5の表示時間 日本との時差
夏時間(3月~11月) GMT+3 -6時間
冬時間(11月~3月) GMT+2 -7時間

米雇用統計の場合、日本時間の21時30分(夏時間)もしくは22時30分(冬時間)に発表されますが、MT5でみる場合は(夏時間)21時30分-6時間=15時30分、(冬時間)22時30分-7時間=15時30分となるので、15時30分見れば米雇用統計発表時間にたどり着く事が出来ます。

綾瀬文也
綾瀬 文也

過去の米雇用統計を確認する場合、夏時間・冬時間関係なく発表日の15時30分を確認しましょう。

確認するのが面倒な方向けに専用のインジケーターを無料配布

米雇用統計の極み

米雇用統計発表時にどのくらいの値動きがあるのか確認する事は大切です。少なくても過去数年間分は確認した方が良いでしょう。

筆者も過去に確認を行ったのですが、正直面倒と感じました。そこで米雇用統計の発表時間を楽に確認する事ができるインジケーターを開発しました。

このインジケーターは2015年~2025年の米雇用統計発表時間にチャートが移動するもので、ボタンをクリックする毎にチャートが移動します。

米雇用統計の極みの強調部分

発表時間は15:30分ですが、前後の状況も確認して欲しいので、15:00にラインを出して強調しています。

米雇用統計の極みの注意点

インジケーターの使い方は簡単なのですが、右寄せを解除しないと移動しないのでそこだけご注意下さい。

ボタンをポチポチするだけで、10年分のチャートの動きを確認する事ができるので、米雇用統計の動きを研究されている方は「米雇用統計の極み」をご活用下さい。

米雇用統計はアナリストが事前に予測している

米雇用統計は発表前に証券会社毎のアナリストが予想しています。例えばMINKABUの場合の場合、予想と結果は以下の様になります。

※NFP=(非農業部門雇用者数)

発表月 (NFP)
予想
(NFP)
結果
(失業率)
予想
(失業率)
結果
5分足
2025年04月 13.0万人 17.7万人 4.20% 4.20% 0.53円
2025年03月 13.5万人 22.8万人 4.10% 4.20% 0.70円
2025年02月 16.0万人 15.1万人 4.00% 4.10% 1.11円
2025年01月 17.2万人 14.3万人 4.10% 4.00% 0.92円
2024年12月 16.4万人 25.6万人 4.20% 4.10% 0.58円
2024年11月 20.0万人 22.7万人 4.20% 4.20% 0.72円
2024年10月 10.0万人 1.2万人 4.10% 4.10% 2.14円
2024年09月 14.8万人 25.4万人 4.20% 4.10% 2.05円
2024年08月 16.5万人 14.2万人 4.20% 4.20% 1.42円
2024年07月 17.5万人 11.4万人 4.10% 4.30% 0.79円
2024年06月 19.0万人 20.6万人 4.00% 4.10% 0.90円
2024年05月 19.0万人 27.2万人 3.90% 4.00% 1.15円
2024年04月 24.0万人 17.5万人 3.80% 3.90% 0.39円
2024年03月 20.1万人 30.3万人 3.90% 3.80% 0.99円
2024年02月 20.0万人 27.5万人 3.70% 3.90% 1.01円
2024年01月 18.0万人 35.3万人 3.80% 3.70% 0.84円

米雇用統計直後の動きは基本的に「予想通りであればあまり値動きせず」、「予想が大きく外れた際に大きな値動きが発生する」傾向にあります。

あくまでも予想なので、大きく外れる事もあります。

2024年10月米雇用統計直後の動き

例えば2024年10月の発表時、予想は10万人に対して「結果は1.2万人」と予想よりはるかに悪い結果となり、僅か5分間で2円以上の値動きが発生しています。

最近は予想とは関係なく大きな値動きになる傾向にあるので注意が必要です。

アナリストの予測を確認するには?

アナリストの予測を確認するには「経済指標カレンダー」の予測を見る方法が最も簡単と言えます。

GMOの経済指標カレンダー

例えばGMO外貨の経済指標カレンダーの場合、2025年5月29日の時点で6月6日分の予想が発表されており12.5万人となっています。1週間前には既に予測がされている事が分かります。

画像の右側の枠が前回の数値で、左側が今回の予想になります。

予想通りになった場合、前回の値より雇用者数が減る事になるので、アメリカの経済状況が悪いと判断されドル安になる可能性があります。

マネックス証券の経済指標カレンダー

アナリストの予想は証券会社によって異なります。マネックス証券の場合、6月6日の予想は13万人としており、GMO外貨に比べると5000人の差がある事が分かります。

MINKABUの経済指標カレンダー

MINKABUの場合はGMOと同じ予測となっています。

証券会社によって予想値は異なりますが、そこまで大きな差は出ない印象です。複数の証券会社の予想値を確認して大きなズレがある月はある意味危険と言えます。

経済指標カレンダーを見て確認する方法はあくまでも数値のみになります。

何故そのような予想になるのか確認した場合は、米雇用統計に付いてまとめられているページや米雇用統計のセミナー確認した方が良いでしょう。マネックス証券では米雇用統計のライブセミナーをyoutubeで確認する事も出来ます。

毎月恒例 米雇用統計セミナー

FXで米雇用統計時にエントリーするのは危険

米雇用統計発表は多い時で1円以上の値動きがあります。値動きが大きい分、大きな利益を得る事もができますが、読みが外れると大きな損失へ繋がります。

必要証拠金が少ない場合、1円以上動くとロスカットの恐れもあります。最近では2円以上も動く事があるので、FX初心者の方は避けるべき時間と言えます。

確かに「米雇用統計=危険」と言うのは間違いないのですが、最近は米雇用統計よりも危険なイベントがあります。

それが「トランプ関税」です。

2025年4月3日のDMMFX

2025年4月3日に関して言えば半日で約5円も円高に動いています。

2025年4月9日に関してて言えば僅か3時間で約4円も円安に動いています。

米雇用統計が短時間で1円~2円程の値動きに対して、トランプ大統領の発言は僅か半日で5円も動かす力を持っています。

DMMFXの危険性!トランプ関税でいくらの損失がでるのか、実データを公開
トランプ関税でドル円が急変動!DMMFXで1000通貨購入した実体験をもとに、FXで損失を防ぐために欠かせない「実効レバレッジ」の考え方と、必要証拠金・耐えられる値動きの計算方法を初心者にも分かりやすく丁寧に解説しています。

2025年は常に値動きがあるので、ギリギリを攻めている方は少ないと思いますが、大きな値動きがある前提で取引を行いましょう。

1円2円動いただけでロスカットになる様な取引をされている方は、米雇用統計に参加されない事をお勧めします。

バイナリーオプションで米雇用統計時にエントリーするのは危険?

国内バイナリーオプションの場合多くは2時間の縛りがあり、切りよくエントリーする場合は21:00もしくは22:00になります。

もちろん21:30分や22:30分からエントリーしても良いのですが、途中からだと大きな値動きがあった場合、エントリーしても値段が付かない事もあります。

バイナリーオプションはFXと異なり、レバレッジが無いので何円動ても1回の取引となります。もし米雇用統計を狙うのであればFXよりバイナリーオプションをおすすめします。

アナリストの予想を見ながら1~2枚程度エントリーする分には、そこまでのリスクは発生しません。

一点だけ注意して欲しいのが、バイナリーオプションの嘘情報になります。海外バイナリーオプションの情報サイトに多いのですが、米雇用統計直後の「反発狙い」が良い等の情報が出回っています。

米雇用統計は反発するのか

確かに大きな値動きがあった直後は反発しやすいのは事実です。しかし画像の様に大きく値が動いてもしばらく上昇し続ける事も多くあります。

もちろん反発する事もあります。

これこそ「米雇用統計の極み」で確認して欲しいのですが、直ぐに反発する、反発しないを予想するのは困難と言えます。

まとめ

米雇用統計が発表された直後の取引は、「大きく儲かるチャンスがある一方で、大きく損をするリスクもある」というとても難しいタイミングです。(FXの場合)

この時間帯に取引をするには、しっかりとした計画やルール(たとえば、どのくらい損が出たらやめるか、どれだけの金額で取引するかなど)を決めておくことがとても大切です。

すでにFXに慣れている人なら、このような動きの激しい場面でうまくチャンスをつかめることもありますが、初心者の方にとっては非常に危険です。

ですので、自信がない場合やまだ経験が少ないうちは、米雇用統計の発表があってから数分~10分ほどは無理に取引をせずに、まずは相場の動きをよく観察してから参加するのがおすすめです。

焦らず、しっかりと流れを見てから行動することで、リスクを減らしやすくなります。

綾瀬文也
綾瀬 文也

特にFXの場合は1円~2円動いた際にどのくらいの損益が発生するのかしっかり理解できていない内は取引されない事を強く推奨しています。

米雇用統計のよくある質問(FAQ)

米雇用統計とは何ですか?

米国労働省が毎月第一金曜に発表する、農業部門を除く非農業部門雇用者数(NFP)や失業率などをまとめた経済指標です。市場では景気の先行指標として注目され、ドル円をはじめとする為替レートが大きく変動します。

発表時間は日本時間でいつですか?

通常、毎月第一金曜日の日本時間21:30(または22:30)に発表されます。

米雇用統計の発表で為替はどう動きますか?

米雇用統計の数値が予想より良ければドル買い、悪ければドル売りとなる傾向があり、発表直後に大きく動くことがあります。

米雇用統計発表時にFXやバイナリーで取引するのは危険ですか?

相場が激しく乱高下するため、初心者が発表直後に取引するのはリスクが高いとされています。

米雇用統計を確認する事が出来るインジケーターはありますか?

当サイトでは米雇用統計用のMT5インジケーターを無料配布しており、過去の値動きを可視化できます。

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