FX業者のスプレッドを徹底比較！時間別にスプレッドの広がりを調べてみた

FXにおけるスプレッドとは取引手数料の様なものなので、狭いに越したことはありません。スプレッドは業者毎に異なりますが、時間によっても大きく異なります。このページでは、業者別のスプレッドや時間別のスプレッドを徹底比較しています。

FXのスプレッドとは

FX取引でのスプレッドとは「取引コスト」になります。

スプレッド（取引コスト）は取引を行う度に支払わないといけないので、スプレッドは少ないほど利用者には有利になります。

スキャルピンなど短期間で何度も取引される方は注意が必要です。

FXの場合売り値と買い値の間に必ずスプレッドが発生します。

画像の場合は0.3銭（0.3pips）のスプレッドが発生しており仮に1000通貨の取引を行えば（0.3銭×1000＝3円）3円、10000通貨の取引を行えば（0.3銭×10000＝30円）30円の手数料が必要となります。

長期的な取引をされている方ですとそこまでの負荷にはなりませんが、スキャルピング等の超短期取引をされる場合スプレッドは重要になります。

仮に10000通貨を100回取引した場合手数料だけで3000円以上取られる事になりますので、なるべくスプレッドの安い会社を選んだ方が良いでしょう。

FX会社によって異なりますが、ドル円の場合スプレッドが0.1銭（キャンペーン時）まで下がる事も実際にあります。

銭とpipsの違いとは?

スプレッドを表示する際に0.3銭や4pipsの様な書き方をしますが、基本的に、日本円を使用する場合は（銭）をそれ以外はpipsを使用します。

pipsに関しては通貨によって、桁数が異なりますので間違えない様ご注意ください。

仮にスプレッド3pipsの場合10000通貨で取引を行うと0.3ドル、100000通貨で取引を行うと3ドルの手数料となります。

スプレッドの注意点

スプレッドの注意点をまとめています。

スプレッドはFX会社毎に決める事ができるので、FX会社毎に大きく異なります。人気の米ドル/円のスプレッドは0.2銭～0.3銭で設定される事が多いのですが、外為オンラインの様に0.9銭と高めに設定される事もあります。

スプレッドは常に変動しています。相場は常に動いており、相場の見通しや思考によって、レートと共にスプレッドも常に変動しているのです。

しかし、常に変動をしていたら取引しづらいので「原則固定」と言う方法を打ち出しているFX会社が主流となっています。

あくまでも「原則固定」なので、固定できない時もあります。

為替市場が大幅に変動することを「〇〇ショック」等と呼ぶ事があります。最近で言えば2020年の「コロナショック」で外国為替市場は乱高下し、スプレッドが拡大しやすくなりました。また、米雇用統計などの経済指標発表時も乱高下しやすくスプレッドが拡大しやすくなります。

市場の流動が下がった時もスプレッドが拡大しやすくなります。日本時間の早朝は市場参加者が少ない為、拡大しやすくなります。

国内FX業者のスプレッドを時間別に比較調査

国内FX業者のスプレッドを時間別に比較しています。調査した結果、スプレッドが変動しやすい業者と変動しにくい業者に差がある事が分かりました。

調査する理由

FX業者の多くは原則固定のスプレッドになっていますが、市場の流動性が低下したり、急変したりする場合は拡大する可能性があります。

原則固定とはどの程度のものなのか？また、時間別にスプレッドの開きに違いがあるのかを徹底的に調査しています。

2024年12月24日14時のスプレッドを比較

14時の調査結果は、どの業者も概ね公表値通りの結果と言えます。スプレッドに関してはSBIFXが一番低いのですが、取引通貨する通貨により異なるのでご注意下さい。

※SBIFXの場合取引通貨数が多くなると、その分スプレッドが広くなります。

2024年12月24日15時のスプレッドを比較

15時台は大きな変化は無く、14時と変わらない結果となりました。

2024年12月24日16時のスプレッドを比較

14～16時で大きな動きは無いのですが、GMOクリック証券だけUSD/JPYのスプレッドが0になっています。

GMOクリック証券（FXネオ）は2024年11月よりスプレッドゼロ（0銭）で取引出来るようになっており、実際にゼロ（0銭）の時間帯を確認する事が出来ました。

2024年12月24日17時のスプレッドを比較

17時もGMOクリック証券のUSD/JPYがスプレッド0になっていました。それ以外では松井証券FXのUSD/JPYが0.2～0.4のなっていたので、この時間帯で唯一悪い動きをしていたのが松井証券FXになります。

2024年12月24日18時のスプレッドを比較

18時もGMOクリック証券のUSD/JPYのスプレッドが0になっています。

それ以外では、外為オンラインのUSD/JPYが1.0⇒2.0へ大きく広がっています。

また、松井証券FXのUSD/JPYは18時も安定しておらず、0.2～0.4の間を行ったり来たりしていました。

2024年12月24日19時のスプレッドを比較

19時もGMOクリック証券のUSD/JPYのスプレッドが0になっています。

外為オンラインのEUR/JPYが2.0⇒3.0に広がり、USD/JPYも2.0のままでしたので、他の業者に比べて悪い方へ動いています。

松井証券FXに関してはUSD/JPYが0.4になっていましたので、USD/JPYに関して言えばあまり良い結果とは言えません。

2024年12月24日20時のスプレッドを比較

20時もGMOクリック証券のスプレッドが0になっていました。

LionFXに関してはやや動きがあり、EUR/JPYで0.5～1.1、GBP/JPYで0.9～1.7の様に動いています。また、外為オンラインのEUR/JPYも2.0～4.0と動いていました。

2024年12月24日21時のスプレッドを比較

21時もGMOクリック証券のスプレッドが0になっていました。

21時台になると、値動きが無かったFX業者でも、値動きを確認する事が出来ます。auカブコム証券・松井証券 FXはUSD/JPYでの値動きがあったので、この時間帯に取引されている方は注意が必要です。

2024年12月24日22時のスプレッドを比較

22時になるとニューヨーク市場が開く事もあり、値動きが活発になります。22時以降は取引量が多いのでスプレッドは安定しやすいのですが、広がる業者もあるので注意が必要です。

GMOクリック証券は22時になるとUSD/JPYでスプレッドが0.2になる事を確認する事が出来ました。今までが0だったのでマイナスになるのですが、それでも0.2と言う低い水準となっています。

auカブコム証券と松井証券 FXのUSD/JPYは21時以降不安定となっています。

2024年12月24日23時のスプレッドを比較

23時台も、GMOクリック証券のUSD/JPYのスプレッドは0.2でしたので、22時以降にスプレッドが発生するものだと思われます。

LionFXが多少動いていたのですが、その他業者に関しては比較的安定していました。

2024年12月24日24時のスプレッドを比較

24時台はどの業者も値動きが安定していました。不安定だったLionFXや松井証券FXも安定していたので、24時台は取引量も多く安定しやすい時間と言えます。

2024年12月25日1時のスプレッドを比較

1時台も安定していますが、auカブコム証券のUSD/JPYのみ動いており0.2～1.4の間を繰り返していました。USD/JPYに関してはauカブコム証券だけ注意が必要と言えます。

2024年12月25日3時のスプレッドを比較

2時台も比較的安定していますが、取引量が徐々に減る事もあり、LionFXなど一部の業者で動きが見られます。特に気になるが、auカブコム証券のUSD/JPYで、1.5となかなかの広がりとなっています。

2024年12月25日2時のスプレッドを比較

3時台になると取引量が急激に減るので、いままで安定していた業者でもスプレッドが大きく広がる傾向にあります。

いままでほとんど動かなかったDMMFXでもUSD/JPYで0.2～0.9で動いたり、EUR/JPYが0.4⇒2.3に広がっています。

3時以降は明らかにスプレッド広がるので、3時以降の取引は注意が必要です。

まとめ

FX業者のスプレッドの多くは原則固定と言う事もあり、基本的に同じスプレッド幅になります。ただし、業者の中には常にスプレッドが動いている業者もあります。

まとめると以下の様な動きをします。