FXやバイナリーオプションでは、相場の流れが続いているのか、それとも変わったのかを見極めることが重要になります。
このように、高値と安値の動きから相場の流れや転換を判断する考え方を、「市場構造(マーケットストラクチャー)」と呼びます。
その市場構造を確認する時に使われるのが、高値と安値の切り上がり・切り下がりを表す「HH・HL・LH・LL」と、「BOS」「CHOCH」と呼ばれる考え方です。
「bos-choch-alert」は、これらを自動で判定し、チャート上に表示する無料配布のMT4・MT5専用インジケーターです。
bos-choch-alertとは?
bos-choch-alertは、ZigZagで見つけた山と谷を「HH・HL・LH・LL」に分類し、市場構造を色分けした線で表示するインジケーターです。
流れが続いた時は「BOS」、流れが変わった時は「CHOCH」を、矢印と文字で表示します。
画面上に表示されたボタンで表示・非表示が可能になっており、Structure(構造)ボタンとBOSボタン、CHOCHボタンをそれぞれ切り替える事が出来ます。
構造の表示のみ、BOSのみ、CHOCHのみの確認が可能になっています。
アラートやプッシュ通知にも対応していますので、BOSとCHOCHの見逃しを防ぐ事が出来ます。
機能と使い方
の機能と使い方
Structure(構造)ボタン

Structureボタンをオンにすると、山と谷の関係を表示する事が出来ます。
山と谷には、前の山より高い山を「HH」、前の山より低い山を「LH」、前の谷より高い谷を「HL」、前の谷より低い谷を「LL」という文字が表示されます。
山と谷をつなぐ線は、相場の流れによって色が変わります。
高値と安値がそろって切り上がっている間は上昇の色、そろって切り下がっている間は下降の色、流れが変わった部分は転換の色で表示されます。
| 線の種類 | 色 |
|---|---|
| ZigZag | シルバー |
| 上昇トレンド | 水色 |
| 下降トレンド | オレンジ |
| 方向未確定 | ゴールド |
| トレンド転換部分 | ピンク(#FF69B4) |
BOS(流れの継続)ボタン
BOSボタンをオンにすると、流れが続いたサインを表示する事が出来ます。

BOSは、上昇中に直近の高値を上に抜けた時、下降中に直近の安値を下に抜けた時に表示されます。

今の流れがそのまま続いていることを表すサインです。
上抜けの場合はローソク足の下に上向きの矢印と「BOS(▲)」、下抜けの場合はローソク足の上に下向きの矢印と「BOS(▼)」が表示されます。
CHOCH(流れの転換)ボタン
CHOCHボタンをオンにすると、流れが変わったサインを表示する事が出来ます。

CHOCHは、上昇中に直近の安値を下に抜けた時、下降中に直近の高値を上に抜けた時に表示されます。

今までの流れが終わり、反対方向へ変わった可能性を表すサインです。
CHOCHが出た時点で、内部の流れも反対方向へ切り替わります。
KAKUTEI/MI-KAKUTEIボタン
サインを判定するタイミングを切り替えるボタンです。
KAKUTEI(確定足):確定した山・谷と確定したローソク足だけで判定します。表示は遅くなりますが、後から消えにくくなります。
MI-KAKUTEI(未確定足):最新の山・谷と現在のローソク足も使って判定します。表示は早くなりますが、足が確定するまでに消えることがあります。
Alertボタン/Pushボタン

AlertとPushは、BOSまたはCHOCHのサインが新しく表示された時に知らせる機能です。
Alertボタンをオンにすると、チャート上にBOSまたはCHOCHの矢印と文字が表示された際に、MT4・MT5のアラート画面へ通知内容が表示され、通知音が鳴ります。
Pushボタンをオンにすると、BOSまたはCHOCHのサインが表示された際に、スマートフォンのMT4・MT5アプリへプッシュ通知が送られます。
BOSボタンをオフにしている場合はBOSの通知、CHOCHボタンをオフにしている場合はCHOCHの通知は行われません。
BOSボタンとCHOCHボタンが両方オフの場合は通知するサインがないため、AlertボタンとPushボタンも自動でオフになります。
bos-choch-alertのジグザグについて
オリジナル機能
bos-choch-alertのオリジナル機能は、ジグザグを基準にHH・HL・LH・LLを決めている事です。ジグザグを基準にすることで、判定する波の大きさも調整する事が出来ます。
また、判定に使ったジグザグは細い線で常に表示されるため、どの山と谷を見て判定しているかを確認する事が出来ます。
ジグザグの設定例
| 目的 | Depth | Deviation | Backstep |
|---|---|---|---|
| 細かい波を多く表示 | 8 | 3 | 1 |
| 標準設定 | 12 | 5 | 2 |
| 少し大きな波を表示 | 18 | 8 | 3 |
| 大きな波を重視 | 24 | 10 | 4 |
基本的な調整方法
最初は、標準設定の「Depth 12・Deviation 5・Backstep 2」を使用してください。
ジグザグが細かすぎる場合は、Depthを15、18、20のように少しずつ上げます。
山や谷が少なすぎる場合は、Depthを10、8のように下げます。
複数の数値を同時に変更すると違いが分かりにくいため、最初はDepthだけを調整する方法がおすすめです。
入力してはいけない数値
| 設定項目 | 入力できない数値 |
|---|---|
| Depth | 1以下 |
| Deviation | マイナスの数値 |
| Backstep | マイナスの数値 |
| Backstep | Depth以上の数値 |
たとえば、Depthが12の場合、Backstepは11以下に設定してください。Backstepを12以上にすると、インジケーターは起動しません。
パラメーターの設定(インプット)

ボタンを表示する場所を、左上・右上・左下・右下から選びます。
初期値:左上
起動した時のタイミングを選びます。
「未確定足」は最新の山・谷と現在足を使用、「確定足」は確定した山・谷と確定足だけを使用します。
初期値:確定足
サインを出す判定を選びます。
「実体判定」は始値と終値が対象の価格をまたいだ時、「ヒゲ判定」は高値や安値が抜けた時にサインが出ます。
初期値:実体判定
過去どこまで表示するかを、10日から10年の中から選びます。
初期値:1年
山と谷を探す幅の設定です。
大きくすると、大きな波だけを見つけます。
初期値:12
小さな値動きをどこまで無視するかの設定です。
大きくすると、細かい動きを拾わなくなります。
初期値:5
近すぎる山や谷を減らす設定です。
大きくすると、山と谷の数が減ります。
初期値:2
判定に使っている細いジグザグ線の色を設定します。
初期値:シルバー
高値と安値が切り上がっている部分の色を設定します。
初期値:水色
高値と安値が切り下がっている部分の色を設定します。
初期値:オレンジ
まだ方向が決まっていない部分の色を設定します。
初期値:ゴールド
流れが変わった部分の線とCHOCHの色を設定します。
初期値:ピンク
山と谷をつなぐ太い線の太さを設定します。
初期値:3
山と谷に表示する文字の大きさを設定します。
初期値:12
サインの横に表示する文字の大きさを設定します。
初期値:11
矢印や文字の上下の位置を決めるために、値動きの平均を取る本数です。
初期値:1440
平均に対してどれくらい矢印を離すかの設定です。
初期値:0.6
ボタンの名前に付く文字です。基本的に変更は不要です。
初期値:bos-choch-alert
搭載されている「ロジック」の仕組み
仕組み
「bos-choch-alert」は、ZigZag(ジグザグ)で相場の山と谷を見つけ、その並び方から市場構造を判定し、HH・HL・LH・LL、BOS、CHOCHをチャート上に表示します。

細かい値動きをある程度無視し、相場の大きな山と谷を線でつなぐ指標です。
相場の波が見やすくなり、高値と安値の切り上がり・切り下がりを判断しやすくなります。
HH・HL・LH・LLの判定条件

ZigZagで見つけた点を山と谷に分け、山・谷・山・谷と交互になるように整理します。同じ種類が続いた場合は、より高い山、より低い谷だけを残します。
山は1つ前の山と、谷は1つ前の谷と比べます。
| HH | 前の山より高い山 |
|---|---|
| LH | 前の山より低い山 |
| HL | 前の谷より高い谷 |
| LL | 前の谷より低い谷 |
ほとんど同じ高さの場合は、どちらにも分類しません。

直近の山がHH、直近の谷がHLになると、上昇トレンドが成立します。
上昇トレンドが成立した位置から、構造線を水色で表示します。

直近の山がLH、直近の谷がLLになると、下降トレンドが成立します。
下降トレンドが成立した位置から、構造線をオレンジで表示します。
HHとHL、またはLHとLLの組み合わせが一度も成立していない間は、方向未確定としてゴールドの線で表示します。
一度トレンドが成立した後は、次の上昇トレンドまたは下降トレンドが成立するまで、現在の線の色を維持します。
上昇トレンドから下降トレンド、または下降トレンドから上昇トレンドへ判定が切り替わった区間は、トレンド転換部分としてピンクの線で表示します。
| 判定条件 | 線の色 |
|---|---|
| HHとHLがそろった | 水色 |
| LHとLLがそろった | オレンジ |
| 上昇・下降がまだ一度も成立していない | ゴールド |
| 上昇と下降の判定が切り替わった区間 | ピンク |
BOSの判定条件

上昇または下降の流れが決まっている時だけ判定します。
方向未確定の間は、BOSもCHOCHも表示しません。

上昇中に直近の山の高値を上に抜けると、上向きのBOSを表示します。

下降中に直近の谷の安値を下に抜けると、下向きのBOSを表示します。
実体判定
始値がその価格の手前にあり、終値が抜けた場合にサインを表示します。
ヒゲ判定
高値または安値がその価格を抜けた場合にサインを表示します。
デフォルトは実体判定です。
一度抜けた高値や安値からは、続けてサインを出しません。
次の山や谷ができると、新しい価格で判定し直します。
CHOCHの判定条件


上昇中に直近の谷の安値を下に抜けると、下向きのCHOCHを表示します。

下降中に直近の山の高値を上に抜けると、上向きのCHOCHを表示します。
同じローソク足で上下どちらも抜けた場合は、CHOCHを優先して表示します。
流れの転換を見逃さないためです。
CHOCHが表示されると、内部の流れも反対方向へ切り替わります。
その後は、新しい方向でBOSとCHOCHを判定します。
確定足と未確定足のちがい

最新の未確定なZigZag点を使わず、確定した山・谷と確定したローソク足だけで判定します。
表示は遅くなりますが、後から消えにくくなります。
最新の山・谷と現在のローソク足も使って判定します。
表示は早くなりますが、足が確定するまでに消えることがあります。
よくある質問
よくある質問
Q.1分足で10年分表示した場合、重たくて動きません
1分足で10年分を表示すると約370万本分、ラインとサインを表示するので重たくなります。
1分足の場合はデフォルトの1年が限界ラインなので、それ以上増やさない事を推奨します。180日など日付を減らすと軽くなります。
Q.高値を抜けたのに、矢印が出ないことがあります
突破判定が「実体」になっている場合、ヒゲだけが抜けても矢印は表示されません。
始値がその価格の手前にあり、終値が抜ける必要があります。
ヒゲが抜けた時点で矢印を表示したい場合は、突破判定を「ヒゲ」に変更してください。
Q.実体判定とヒゲ判定は、どちらを選べばよいですか?
確実に抜けたことを確認してからサインを出したい場合は、「実体」がおすすめです。
早めに値動きを確認したい場合は「ヒゲ」を使用できますが、一時的に抜けただけでもサインが出るため、実体判定よりサインの数が多くなります。
Q.一度表示された矢印が消えることはあります。どうしてですか?
未確定足を選んでいる場合、表示された矢印は足が確定するまでに消えることがあります。
価格が一度抜けたあと、足が確定する前に戻ると、サインの条件を満たさなくなるためです。
消えにくくしたい場合は、KAKUTEIボタンをオンにしてください。
Q.ジグザグや構造線が動くことはありますか?
直近のジグザグや構造線は、新しい高値や安値が作られると位置が変わることがあります。
ジグザグは相場の山と谷を確認しながら更新されるため、特にチャート右端にある最新の線は確定していません。
過去側で山と谷が確定した部分は、最新部分よりも表示が安定します。
Q.Structureをオフにすると、細い線まで消えますか?
Structureボタンをオフにすると、太い構造線とHH・HL・LH・LLの文字が消えます。
判定に使っている細いジグザグ線は、そのまま表示されます。
Q.Pushボタンをオンにしたのに、スマートフォンへ通知が届きません
MT5側でプッシュ通知の設定が完了しているか確認してください。
MT5の「ツール」から「オプション」を開き、「通知」画面でプッシュ通知を有効にする必要があります。
MetaQuotes IDが正しく入力されていない場合は、インジケーターのPushボタンをオンにしても通知は届きません。
Q.「ヒストリーデータが100本未満です」と表示されました
MT5に読み込まれている過去データが不足しています。
しばらく待ってから別の時間足へ変更し、データが読み込まれた後に元の時間足へ戻してください。
読み込まれたデータを使って判定し直します。
Q.このインジケーターのサインだけで売買できますか?
このインジケーターは、相場の流れと転換を見つけやすくするための補助ツールです。
矢印が表示されたあと、必ず価格が上昇または下落するわけではありません。
上位時間足の方向、相場の流れ、経済指標なども確認したうえで、最終的な売買判断はご自身で行ってください。
ご要望をいただきました
高値と安値の切り上がりや切り下がりを見てトレードしていますが、ローソク足だけでは流れが変わったタイミングを見つけるのが難しいです。
HH・HL・LH・LLを自動で表示して、流れが続いた時と変わった時を知らせてくれるインジケーターを作成していただけないでしょうか?
サインが出た時にアラートやプッシュ通知で知らせてもらえると助かります。

ご要望ありがとうございます。
市場構造を自動で判定する「bos-choch-alert」を作成しました。
山と谷にHH・HL・LH・LLを表示し、流れが続いた時はBOS、変わった時はCHOCHを矢印と文字で表示します。
AlertボタンとPushボタンにも対応しているため、チャートを見ていない時でもサインの発生を確認できます。
また、確定足と未確定足をボタンで切り替えられるため、早さと確実さのどちらを重視するかも選べます。
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