FXやバイナリーオプションでは、取引する時間帯によって値動が大きく異なります。
今取引している時間帯が平均でどのくらい動いているのか、知ることで今の値動きが大きいのか小さいのかを把握することが出来ます。
しかし、チャートを見ただけでは「何曜日の何時に、どのくらい動きやすいのか」を正確に比較する事は簡単ではありません。
「pips-heatmap」は、ローソク足の値幅を曜日と時間帯ごとに自動で集計し、値動きが大きい時間と小さい時間を色分けして表示する無料配布のMT4・MT5専用インジケーターです。
pips-heatmapとは?
pips-heatmapは、表示中のチャートで形成されたローソク足の値幅を計算し、曜日(縦)と時間(横)のマス目にpipsで表示するインジケーターです。

値動きが小さい時間は青系、値動きが大きい時間は赤系の色で表示されます。
どの時間帯で相場が動きやすく、どの時間帯で動きにくいのかを一目で確認する事が出来ます。
平均・最大・最小の3つの表示をボタンで切り替えられるため、通常時の値動きだけでなく、急に大きく動いた時間帯も確認できます。

日本時間ボタンを押すと、業者のサーバー時間から日本時間へ表示を切り替える事が出来ます。
時間足ごとの値動きを集計します
集計する値幅
pips-heatmapで表示される数値は、現在開いているチャートの時間足によって変わります。
ローソク足の高値から安値までの値幅を計算し、その値を曜日と時間帯ごとに集計します。
| チャートの時間足 | 集計する値幅 |
|---|---|
| 1分足 | 1分間のローソク足の値幅 |
| 5分足 | 5分間のローソク足の値幅 |
| 15分足 | 15分間のローソク足の値幅 |
| 1時間足 | 1時間のローソク足の値幅 |
短期取引の時間帯を調べる場合は1分足や5分足、1時間単位の値動きを調べる場合は1時間足というように、取引方法に合わせて時間足を変更してください。

1時間足チャート以降は表示される値が限られており、12時間足チャートの場合は00時と12時のみに値が表示されます。
機能と使い方
機能と使い方
ヒートマップの見方

表の縦は曜日、横は0時から23時までの時間を表しています。
それぞれのマスには、その曜日・その時間に記録されたローソク足の値幅が表示されます。表示単位をpointsにしている場合は、マスの数値もpipsになります。

インプット画面より、表示単位をpipsに変更する事も出来ます。

| 値動きの大きさ | 色 |
|---|---|
| とても小さい | アリスブルー |
| 小さい | ライトスカイブルー |
| 中間 | カーキ |
| 大きい | オレンジ |
| とても大きい | トマト |
| データなし | グレー |
青系のマスは値動きが比較的小さく、赤系のマスは値動きが比較的大きい時間帯で、まだ値動きが記録されていない時間には、グレーの背景に「-」が表示されます。
平均・最大・最小ボタン

マスに表示する値幅を切り替えるボタンです。
平均:その曜日・時間帯に記録されたローソク足の平均値幅を表示します。通常はどのくらい動いているのかを確認したい時に使用します。
最大:記録された中で、最も大きかったローソク足の値幅を表示します。急激に動く可能性がある時間帯を確認したい時に使用します。
最小:記録された中で、最も小さかったローソク足の値幅を表示します。値動きが止まりやすい時間帯を確認したい時に使用します。
選択中のボタンは青色で表示されます。
基本的には平均で全体の傾向を確認し、最大で過去にどの程度大きく動いたかを確認する使い方が分かりやすいです。
日本時間ボタン

表の時間を、業者のサーバー時間から日本時間へ切り替えるボタンです。
オフの時はサーバー時間で月曜から金曜まで、オンにすると日本時間で月曜から土曜まで表示されます。
日本時間では、金曜日の取引時間の一部が土曜日の早朝になるため、土曜日の行が追加されます。
OPENボタン

表全体を折りたたむボタンです。
オフにすると曜日と時間帯の表が消え、OPENボタンだけが残ります。
再びOPENボタンを押すと、表が表示されます。
削除ボタン
インジケーターをチャートから外すボタンです。
削除ボタンを押すと、pips-heatmapとチャート上の表示がすべて削除されます。
マスにマウスを乗せた時の表示

マスにマウスを乗せると、その曜日・時間帯の詳しい集計内容が表示されます。
表示される内容は、記録本数、平均値幅、最大値幅、最小値幅です。
| 表示項目 | 内容 |
|---|---|
| 記録本数 | 集計に使用したローソク足の本数 |
| 平均値幅 | 記録された値幅の平均 |
| 最大値幅 | 記録された中で最も大きい値幅 |
| 最小値幅 | 記録された中で最も小さい値幅 |
平均・最大・最小ボタンを切り替えなくても、マウスを乗せるだけで3つの値幅をまとめて確認する事が出来ます。
上部の状態表示

表の上には、現在の動作状況が表示されます。
表示される内容は、通貨ペア、現在の時間足の値幅、最終記録時刻、集計期間です。
現在の値幅には、ヒートマップと同じ基準で背景色が付きます。
今形成されているローソク足の値動きが、過去の同じ曜日・時間帯と比べて大きいのか小さいのかを確認する事が出来ます。
pips-heatmapの活用方法
取引判断に活用
値動きが大きい時間帯を探す
トレンド方向へ価格が伸びる場面や、短時間で値幅が必要な取引では、ある程度の値動きが必要になります。
pips-heatmapで赤系の時間帯を確認すると、過去にローソク足の値幅が大きくなりやすかった曜日と時間を探す事が出来ます。
ただし、値動きが大きい時間帯が必ず同じ方向へ動くわけではありません。
方向を予測するインジケーターではないため、移動平均線や高値・安値など、別の分析と組み合わせて使用してください。
値動きが小さい時間帯を確認する
青系の時間帯は、過去の値幅が比較的小さかった時間です。
値動きが小さい時間では、エントリーしても価格が進まない場合や、狭い範囲を往復する場合があります。
大きな値幅を狙う手法を使用している場合は、青系の時間帯を避ける判断材料として活用できます。
反対に、狭い範囲の値動きを分析する場合は、相場が落ち着きやすい時間帯を探すために使用できます。
パラメーターの設定(インプット)

現在の値幅や表の表示を、何秒ごとに更新するかの設定です。
小さくすると表示の更新が細かくなりますが、パソコンへの負荷も増えます。
初期値:10
pips-heatmapを起動した時に、何日前までさかのぼって値動きを集計するかの設定です。
0にすると過去のデータを取得せず、インジケーターを起動した後から記録を始めます。
日数を増やすほど多くのデータを集計できますが、過去ティックの読み込みに時間がかかります。
初期値:30
市場が閉まっている時や価格配信が止まっている時に、古い価格を記録し続けないための設定です。
最後の価格更新から指定した秒数を超えた場合は、新しい値動きとして記録しません。
初期値:120
値動きの表示単位を、pipsとpointsから選びます。
通常のFX通貨ペアではpipsが分かりやすく、ゴールドや株価指数などではpointsの方が確認しやすい場合があります。
初期値:pips
インジケーターを起動した時に表示する内容を、平均・最大・最小から選びます。
初期値:平均
サーバー時間を日本時間へ変換する時に使用する夏時間の方式です。
ヨーロッパ方式と米国方式から選択できます。
使用している業者のサーバー時間に合う方式を選んでください。
初期値:欧州方式
pips-heatmapを表示する、チャート左端からの位置です。
初期値:5
pips-heatmapを表示する、チャート上端からの位置です。
初期値:25
時間を表示するマス1つ分の横幅です。
初期値:34
曜日と時間帯を表示するマス1つ分の縦幅です。
初期値:22
表の中に表示する数値や文字の大きさです。
初期値:8
値動きが最も小さい段階に使用する色です。
初期値:アリスブルー
値動きが2番目に小さい段階に使用する色です。
初期値:ライトスカイブルー
値動きが中間にある段階に使用する色です。
初期値:カーキ
値動きが2番目に大きい段階に使用する色です。
初期値:オレンジ
値動きが最も大きい段階に使用する色です。
初期値:トマト
まだ値動きが記録されていないマスに使用する色です。
初期値:グレー
搭載されている「ロジック」の仕組み
ロジック
色分けの判定条件
表示中のマスから、最も小さい値幅と最も大きい値幅を探します。
最小値から最大値までの範囲を5段階に分け、それぞれのマスがどの位置にあるかで色を決めます。
| 最小値からの位置 | 表示する段階 |
|---|---|
| 下から2割まで | とても小さい |
| 2割から4割 | 小さい |
| 4割から6割 | 中間 |
| 6割から8割 | 大きい |
| 8割より上 | とても大きい |
平均・最大・最小を切り替えると、色分けに使用する最小値と最大値も計算し直されます。
そのため、平均表示と最大表示では、同じ曜日・時間でも異なる色になる場合があります。
日本時間への変換
サーバー時間と世界標準時の差を求め、そこから日本時間へ変換します。
夏時間中は、選択した方式に合わせて1時間分を調整します。
| 方式 | 夏時間の期間 |
|---|---|
| 欧州方式 | 3月の最終日曜から10月の最終日曜まで |
| 米国方式 | 3月の第2日曜から11月の第1日曜まで |
使用している業者と異なる方式を選ぶと、夏時間の期間だけ表示時間が1時間ずれる場合があります。
よくある質問
よくある質問
Q.表示されている数値は、始値と終値の差ですか
始値と終値の差ではありません。
ローソク足の高値から安値までの全体の値幅を表示しています。
途中で上昇してから元の価格へ戻った場合でも、高値と安値の差が大きければ大きな値幅として記録されます。
Q.時間足を変更すると数値が変わるのはなぜですか
時間足によって、1本のローソク足が作られる時間が変わるためです。
5分足では5分間の値幅、1時間足では1時間の値幅を集計します。
時間足を変更すると集計条件が変わるため、データをリセットして読み込み直します。
Q.どの時間足を使用すればよいですか
普段の取引で使用している時間足に合わせてください。
短時間の値動きを調べる場合は1分足や5分足、少し長い値動きを調べる場合は15分足や1時間足が分かりやすくなります。
複数の時間足を比較したい場合は、それぞれ別のチャートにpips-heatmapを表示してください。
Q.赤い時間なら必ず大きく動きますか
必ず大きく動くわけではありません。
過去の記録を曜日と時間帯ごとに集計した結果であり、将来の値動きを保証するものではありません。
経済指標、要人発言、市場の休場などによって、通常とは異なる値動きになる場合があります。
Q.spread-heatmapと同じインジケーターですか
異なるインジケーターです。
pips-heatmapはローソク足の値幅を集計し、spread-heatmapは売値と買値の差を集計します。
値動きの大きさを調べる場合はpips-heatmap、取引コストを調べる場合はspread-heatmapを使用してください。
Q.過去日数を増やすと動作が重くなります
指定した期間のティックデータを読み込むため、過去日数を増やすほど処理するデータが多くなります。
最初は初期値の30日で使用し、必要に応じて少しずつ増やしてください。
読み込みが完了すると、通常の更新処理に戻ります。
Q.過去の値動きが表示されません
使用している業者や通貨ペアによっては、指定した期間のティックデータが端末に保存されていない場合があります。
チャートを開いたまましばらく待つか、過去日数を短くして再度表示してください。
Q.日本時間が1時間ずれています
夏時間方式の設定が、使用している業者と合っていない可能性があります。
ヨーロッパの業者では欧州方式、アメリカの業者では米国方式を試してください。
Q.ゴールドや株価指数でも使用できますか
表示しているチャートの価格データを使用するため、FX通貨ペア以外の銘柄でも集計できます。
ただし、ゴールド、仮想通貨、株価指数などではpipsの数え方が分かりにくい場合があります。
数値が確認しにくい場合は、表示単位をpointsへ変更してください。
Q.他の通貨ペアも同時に表示できますか
pips-heatmapは、表示しているチャートの銘柄だけを集計します。
複数の通貨ペアを確認する場合は、それぞれのチャートを開いてpips-heatmapを表示してください。
ご要望をいただきました
取引する時間によって、ローソク足が大きく動く時と、ほとんど動かない時があります。
曜日と時間帯ごとの値動きをpipsで集計して、動きやすい時間が分かるようにしていただけないでしょうか?
短期取引で使用したいので、チャートの時間足ごとに確認できると助かります。

ご要望ありがとうございます。
曜日と時間帯ごとの値動きを集計する「pips-heatmap」を作成しました。
表示中の時間足の高値から安値までをpipsで計算し、値動きが小さい時間は青系、大きい時間は赤系で表示します。
平均・最大・最小を切り替えられるため、通常の値動きと、過去に大きく動いた時間の両方を確認する事が出来ます。
日本時間への切り替えにも対応していますので、普段見ている時間を基準にご活用ください。
pips-heatmapを無料ダウンロード
pips-heatmapはMT4・MT5専用の無料インジケーターです。
MT4・MT5へインジケーターを導入する方法は、関連記事をご確認ください。


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