複数の通貨ペアや時間足のMA乖離率を確認するたびに、チャートを切り替えて移動平均線を当てて計算するのは手間がかかります。
ma-kairi-monitoringは、複数通貨ペア・複数時間足のMA乖離率を一画面にまとめて表示し、移動平均線から「どれくらい離れているか」を一目で確認できるMT4/MT5対応の無料インジケーターです。
乖離率がそれぞれの時間足の上限・下限に到達した場面はAlertで知らせてくれるため、FXやバイナリーオプションで複数チャートを監視している方でも、気になる場面に気付きやすくなります。
さらに、乖離率の数値をクリックすると該当チャートを開けるので、一覧で見つけた場面をすぐに確認できます。
ご要望をいただきました
複数チャートのRSIを監視できるRSI-monitoringが気に入っています。このシステムで移動平均線と現在価格との乖離率が一目で分かるものを作って頂けないでしょう。意外と需要があるのでは無いかと思っています。

ご要望ありがとうございます。
複数通貨ペア・複数時間足のMA乖離率を一画面で見られるma-kairi-monitoringを作ってみました。
乖離率がどのくらいで「高い」になるのかに関しては基準がないので、ある程度で決めています。
インプットで変更する事が可能なので、お好みで調整して下さい。
例えば、現在価格150円で乖離率を0.1%とした場合、移動平均線と現在価格との開きは0.15円分となります。
M1で0.15円分離れていれば大きな乖離と言えますが、H4で0.15円分離れていても大きな乖離とは言えません。
そのため、M1のデフォルトは(0.1%=0.15円)、H4のデフォルトは(1%=1.5円)にしています。
やや計算しづらいのですが、デフォルトのままでも問題ありませんので、まずはデフォルトのまま使用される事をおすすめします。
このインジケーターはメモリを多く使用します。5通貨ペアの表示で1.3GB、28通貨ペアを表示すると5~6GB程メモリを使用するので、確認したい通貨ぺアのみ表示させて下さい。
ma-kairi-monitoringはMT4/MT5専用のインジケーターになります。
MT4/MT5のダウンロード方法や、インジケーターの導入方法は関連記事をご確認ください。


※二次配布や販売、自作発言は禁止です。
※本ツールによる損害の責任は負いかねます。
※学習用としてご活用ください。
※シェアして頂けると助かります。
【注意】必ず確認して下さい
メモリを多く使用します
ma-kairi-monitoringは複数通貨ペア×時間足のMA乖離率をリアルタイムで監視するため、メモリを多く使用します。
デフォルトでは5通貨ペア×6時間足が表示されますが、デフォルトの状態で約1.2GB程メモリを使用します。

仮に28通貨ペア×9時間足で表示すると5~6GB程メモリを使用します。
現在のPC環境であれば1GB程の使用量ではさほど問題はありませんが、5~6GBとなるとPCの環境によってはメモリを全て使用してフリーズする可能性も出てきます。
ma-kairi-monitoringは最大で28通貨ペア×9時間足を表示する事ができますが「全て表示=5GBのメモリを使用」するという事を頭に入れておいて下さい。
あまり負荷にならないよう5通貨ぺア程度にされる事を推奨しています。
ma-kairi-monitoringとは

ma-kairi-monitoringは、MT4/MT5のチャート上に最大28通貨ペア×9時間足(M1〜MN)のMA乖離率を一覧表示するインジケーターです。
乖離率があらかじめ決めた基準値を超えると赤色、下回ると水色で表示され、BIDの動きに合わせて「↑」「↓」の矢印も出ます。
※MT4版は文字化け対策で矢印の機能は付けていません。
基準となる値は時間足ごとに個別で設定でき、表示する通貨ペアや時間足もインプットから自由に選べます。
ALERTをONにしておけば、乖離率が設定した基準を上抜け・下抜けしたタイミングで通知が届きます。
乖離率とは何か(基本のおさらい)
MA乖離率は「現在の価格が移動平均線からどれくらい離れているか」を%で表したものです。
計算式はとてもシンプルです。
=(現在価格 − MA値)÷ MA値 × 100
たとえばUSDJPYのBIDが150.300円、50日SMAが150.000円の場合、乖離率は
(150.300 − 150.000)÷ 150.000 × 100 = +0.20%
となり、価格は移動平均より「0.20%上に離れている」と判断できます。
価格がMAを下回っていればマイナス、上回っていればプラスで表示されます。
乖離率が大きい=移動平均線から離れている=行き過ぎている可能性がある、というのが基本的な見方になります。
ma-kairi-monitoringのオリジナル機能
ma-kairi-monitoringのオリジナル機能は乖離率の数字をクリックすると、その数字に属した通貨ペアのチャートが開く事です。
これにより気になる時間足×通貨ペアのチャートを瞬時に確認する事が出来ます。
開いたチャートには、ボードと同じ設定の移動平均線(種類・期間)も自動で追加されるので、すぐに乖離の状況を視覚的に確認できます。
ma-kairi-monitoringの主な機能
の主な機能

USDJPY・EURUSD・GBPJPYなど最大28個の通貨ペアと、M1・M5・M15・M30・H1・H4・D1・W1・MNの9種類の時間足のMA乖離率を表示する事が出来ます。
通貨ペア・時間足はインプットで個別にON/OFFでき、見たい組み合わせだけを表示することができます。
複数の通貨ペアと時間足を同時に表示できるため、マルチタイムフレーム分析や複数通貨ペアの比較を一画面で行うことも可能です。

乖離率が時間足ごとに設定されたプラス側の基準値以上の場合は赤色、マイナス側の基準値以下の場合は水色、中間は白色で表示されます。
BIDの値が前回値と比較して上昇していれば「↑」、下降していれば「↓」がBID欄の横に自動で付くため、過熱感と価格の方向感を一目で把握できます。
※MT4版は文字化けするので「↑」「↓」の表示を無くしています。
行ごとのALERTボタンをONにすると、乖離率がその時間足のプラス側基準値を上抜けした、またはマイナス側基準値を下抜けしたタイミングでMT4/MT5のアラートが鳴ります。

通知文には「通貨ペア・時間足・乖離率現在値・乖離率前回値・基準値・上抜けか下抜けか」がまとめて記載されているため、チャートを開かなくても状況を把握できます。
※文字化け対策として英語で表記しています。
ボード内の乖離率数値をクリックすると、その通貨ペア・時間足のチャートがワンクリックで開かれます。
開かれたチャートには、ボードで使用している移動平均線(種類・期間)が自動で追加されます。
※MT4は開かれたチャートに移動平均線が追加されないので、自身で引く必要があります。
時間足ごとに乖離率の基準値が違う理由
基準値を変えるのか
ma-kairi-monitoringでは、時間足ごとに別々の乖離率の基準値(デフォルト値)を持っています。
| 時間足 | デフォルト基準値 | USDJPY 150円換算 |
|---|---|---|
| M1 | ±0.10% | 約 15 pips |
| M5 | ±0.20% | 約 30 pips |
| M15 | ±0.30% | 約 45 pips |
| M30 | ±0.40% | 約 60 pips |
| H1 | ±0.60% | 約 90 pips |
| H4 | ±1.00% | 約 150 pips |
| D1 | ±2.00% | 約 300 pips |
| W1 | ±4.00% | 約 600 pips |
| MN | ±7.00% | 約 1050 pips |
時間足が長くなるほど基準値が大きくなっているのには、はっきりとした理由があります。
たとえば1分足の中で動く値幅と、1時間足の中で動く値幅、1日の中で動く値幅は全く違います。
1分足のローソク足1本は60秒分の値動き、1時間足は60分分、日足は1日分の値動きを含んでいます。
時間が長くなるほどローソク足1本に含まれる値動きは大きくなり、それに合わせて移動平均線からの離れ具合も大きくなります。
同じ「0.5%の乖離」でも、M1で見たら「すごく離れている」、D1で見たら「よくある乖離」と意味合いが変わります。
だから時間足ごとに「珍しい乖離」と感じる水準を変える必要があります。
仮にすべての時間足で基準値を「±0.10%」(M1のデフォルト値)に統一したとしたら、どうなるでしょうか。
日足や週足では、相場が普通に動いているだけで毎日のように±0.10%を超えてしまいます。
つまり、「日足で0.10%動いた=アラート」では、ほぼ毎日アラートが鳴ることになり、買われすぎ・売られすぎのサインとして全く機能しなくなります。
逆に、すべて「±7.00%」(MNのデフォルト値)に統一したらどうでしょう。
M1で7%動くということは、ほぼ価格暴落・暴騰のレベルで、年に数回あるかないかです。
これでは短期足のアラートはほとんど鳴らず、監視の意味がなくなってしまいます。
時間足ごとの「珍しさ」に合わせて基準値を変えることで、どの時間足でも「行き過ぎ」を等しく捉えられるようにしています。
デフォルト値はあくまで一般的なFX相場を想定した目安です。
監視している通貨ペアの値動きの癖や、ご自身の手法に合わせて、インプットから自由に変更できます。
例えば「もう少し早めにアラートが欲しい」なら基準値を小さく、「ノイズを減らしたい」なら基準値を大きく設定して下さい。
アラートの仕組み
このインジケーターは、乖離率が時間足ごとに設定したプラス側・マイナス側の基準値に入ったタイミングでアラートを出します。
例えば、H1の基準値を±0.60%に設定している場合、H1の乖離率が+0.60%以上になった時や、-0.60%以下になった時にアラートで知らせます。
アラートは、一覧の右側にある「ALERT」をONにした通貨ペアだけが対象です。
初期設定では、リアルタイムに近い形で乖離率を確認します。
現在動いている現在価格との乖離率を見て、プラス側基準値・マイナス側基準値に入ったタイミングでアラートを出します。
| 条件 | 例(H1・基準値±0.60%) | アラート |
|---|---|---|
| 乖離率がプラス基準値未満からプラス基準値以上に入った時 | +0.58% → +0.62% | 鳴る |
| 乖離率がマイナス基準値より上からマイナス基準値以下に入った時 | -0.55% → -0.63% | 鳴る |
すでにプラス基準値以上にある状態や、すでにマイナス基準値以下にある状態では、何度も鳴り続けません。
同じローソク足の中では、上方向・下方向それぞれ1回までにしています。
短期足で、できるだけ早く乖離率の変化に気付きたい場合に向いています。
インプット設定から、リアルタイムではなく「新しい足だけ」で判定する形にも変更できます。
この設定では、新しいローソク足ができたタイミングで1回だけ乖離率を確認します。
例えば5分足の場合は、5分ごとに新しいローソク足ができます。そのタイミングで、前の足の乖離率と新しい足の乖離率を比べます。
| 条件 | 例(M5・基準値±0.20%) | アラート |
|---|---|---|
| 前の足がプラス基準値未満で、新しい足がプラス基準値以上 | +0.18% → +0.22% | 鳴る |
| 前の足がマイナス基準値より上で、新しい足がマイナス基準値以下 | -0.15% → -0.23% | 鳴る |
ローソク足の途中で乖離率がプラス基準値を超えたり、マイナス基準値を下回ったりしても、その場ではアラートは鳴りません。
一時的な動きで鳴るのを減らし、落ち着いたタイミングで確認したい場合に使いやすい設定です。
インプットの設定

設定項目名は、MT4/MT5のインプットタブに表示される名称でまとめています。
ダイアログを表示する位置を選択します。
初期値:左上
| 選択項目 | 内容 |
|---|---|
| 左上 | チャートの左上に表示します。 |
| 右上 | チャートの右上に表示します。 |
| 左下 | チャートの左下に表示します。 |
| 右下 | チャートの右下に表示します。 |
乖離率の計算に使う移動平均線の期間を設定します。
初期値:50
乖離率の計算に使う移動平均線の種類を選択します。
初期値:SMA(単純移動平均)
| 選択項目 | 内容 |
|---|---|
| Simple | 単純移動平均(SMA) |
| Exponential | 指数平滑移動平均(EMA) |
| Smoothed_SMMA | 平滑化移動平均(SMMA) |
| Linear weighted | 線形加重移動平均(LWMA) |
ma-kairi-monitoringを適用しているチャートに同時表示される移動平均線の色を設定します。
初期値:clrYellow
ma-kairi-monitoringを適用しているチャートに同時表示される移動平均線の太さを設定します。
初期値:1
時間足ごとに、アラートが発火する乖離率の基準値(絶対値)を設定します。
プラス側はこの値以上で発火、マイナス側はこの値の負方向以下で発火します。
| 項目 | 初期値 |
|---|---|
| M1のアラート乖離率 | 0.10 |
| M5のアラート乖離率 | 0.20 |
| M15のアラート乖離率 | 0.30 |
| M30のアラート乖離率 | 0.40 |
| H1のアラート乖離率 | 0.60 |
| H4のアラート乖離率 | 1.00 |
| D1のアラート乖離率 | 2.00 |
| W1のアラート乖離率 | 4.00 |
| MNのアラート乖離率 | 7.00 |
数字の意味については「時間足ごとに乖離率の基準値が違う理由」をご確認ください。
アラートの判定タイミングを選択します。
初期値:リアルタイム
| 選択項目 | 内容 |
|---|---|
| リアルタイム | 現在動いているローソク足の乖離率で判定します。基準値を上抜け・下抜けした瞬間に1回鳴ります。 |
| 新しい足だけ | 新しいローソク足ができた直後の1回だけ判定します。途中の動きでは鳴りません。 |
ボードに表示する通貨ペアを個別にON/OFFします。
最大28通貨ペア(USDJPY・USDCAD・USDCHF・EURUSD・EURJPY・EURGBP・EURCAD・EURAUD・EURNZD・EURCHF・GBPUSD・GBPJPY・GBPAUD・GBPNZD・GBPCAD・GBPCHF・AUDUSD・AUDJPY・AUDNZD・AUDCAD・AUDCHF・NZDUSD・NZDJPY・NZDCAD・NZDCHF・CADJPY・CADCHF・CHFJPY)から選択可能です。
初期値:USDJPY・USDCAD・USDCHF・EURUSD・EURJPYのみ表示
ボードに表示する時間足を個別にON/OFFします。
M1・M5・M15・M30・H1・H4・D1・W1・MNの9種類から選択可能です。
初期値:M1・M5・M15・M30・H1・H4を表示、D1・W1・MNは非表示
ボードで使用する通貨ペアをカンマ区切りで指定します。表示ON/OFFの設定と組み合わせて使用します。
初期値:USDJPY,USDCAD,USDCHF,EURUSD,EURJPY,EURGBP,EURCAD,EURAUD,EURNZD,EURCHF,GBPUSD,GBPJPY,GBPAUD,GBPNZD,GBPCAD,GBPCHF,AUDUSD,AUDJPY,AUDNZD,AUDCAD,AUDCHF,NZDUSD,NZDJPY,NZDCAD,NZDCHF,CADJPY,CADCHF,CHFJPY
ボード上の数値を更新する間隔を秒単位で設定します。
初期値:2
配置位置(左上・右上・左下・右下)からの横方向オフセットを設定します。
初期値:10
配置位置(左上・右上・左下・右下)からの縦方向オフセットを設定します。
初期値:30
ダイアログ内に同時に表示する通貨ペアの行数を設定します。
初期値:12
ダイアログ内の1行あたりの高さをピクセル単位で設定します。
初期値:22
ボード内のテキストで使用するフォント名を設定します。
初期値:Consolas
ボード内のテキストで使用するフォントサイズを設定します。
初期値:12
ダイアログの背景色を変更できます。
初期値:clrBlack
ダイアログ内の見出し(通貨ペア名・時間足名・BID・ALERT等)の色を変更できます。
初期値:clrYellow
乖離率がプラス基準値・マイナス基準値の範囲外(中間域)にあるときの数値の色を変更できます。
初期値:clrWhite
乖離率がその時間足のプラス側基準値以上のときの数値の色を変更できます。
初期値:clrRed
乖離率がその時間足のマイナス側基準値以下のときの数値の色を変更できます。
初期値:clrDeepSkyBlue
ma-kairi-monitoring使用時の注意点
使用時の注意点
28通貨ペアすべてを「表示」にし、9つの時間足もすべて「表示」にすると、ダイアログの横幅が広がりチャートが見づらくなることがあります。
普段は監視したい通貨ペアと使用する時間足だけを表示し、必要に応じて「表示」にする使い方がおすすめです。
ma-kairi-monitoringは、通貨ペア名が「USDJPYm」「USDJPY.a」のように接尾辞付きで表示されるブローカーでも、自動で解決して表示します。
それ以外の名称(例:「USD/JPY」など)のブローカーでは認識できない場合があります。
ma-kairi-monitoringはメインチャート上で動作するインジケーターです。
RSIやMACDなどのサブウィンドウにはダイアログは表示されません。ローソク足が表示されているメインチャートに適用してください。
ボードで計算される乖離率は、すべての通貨ペア・すべての時間足で同じ移動平均線の種類・期間(インプットで設定した値)を使用します。
「M1だけEMA21、H1だけSMA200」のように時間足ごとに切り替えることはできません。
ボードを構成するオブジェクト名はチャートIDを含む接頭辞で管理されているため、通常は他のインジケーターと重複しません。
同じチャートに同じインジケーターを2つ適用した場合は、表示が乱れる可能性があります。
ma-kairi-monitoringはMT4/MT5専用のインジケーターになります。
MT4/MT5のダウンロード方法や、インジケーターの導入方法は関連記事をご確認ください。


※二次配布や販売、自作配信は禁止です。
※本ツールによる損害の責任は負いかねます。
※学習用としてご活用ください。
※シェアして頂けると助かります。


コメントをお待ちしています